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洗面所の介護リフォームの内容は?便利な機能や費用相場をご紹介

介護用洗面所

 

要介護者が、安全に洗面や手洗い、着替えなどを行うためには、洗面所を介護リフォームする必要があります。しかし、洗面所のリフォームといっても、どこに手を加えれば良いか判断しにくいですよね。そこで本記事では、洗面所の介護リフォームを行う際に、検討すべき場所をご紹介します。在宅介護を考えている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事を読むための時間:3分

洗面所を介護リフォームする際の内容と費用・日数の目安

ここからは、洗面所を介護リフォームする際の具体的な内容と、費用や日数の目安をお伝えします。

バリアフリー対応の洗面台に交換する

要介護者が車椅子を使用している場合や、腰をかがめる動作が難しい場合には、バリアフリー対応の洗面台に交換しましょう。一般的な洗面台は、洗面台の下部分に収納スペースが設けられているため、車椅子の場合足を中に入れられません。バリアフリーにしたタイプのものは、収納スペースがないため、車椅子に座ったまま洗面台に近づくことができます。

 

また、屈む動作が難しい場合には、洗面台を高く設計することで楽に使用できるでしょう。要介護者の状態に合わせて、洗面台のタイプを選んでください。他にも、スイッチを軽くタッチするだけでお湯や水が出せる水栓や、自動止水機能が備わった水栓、角度を変えられる鏡などさまざまな介護向き機能があるため、悩みに合わせて取り入れましょう。

費用目安

バリアフリー対応の洗面台本体の費用は、およそ15万円から35万円ほどです。古い洗面台の撤去費用と新しい洗面台の設置費用は、20万円前後かかります。トータルでは、35万円〜55万円ほどの予算を考えておきましょう。

日数目安

バリアフリー対応の洗面台に交換する場合、半日〜1日ほどかかります。

段差をなくす

つまずきや転倒リスクを下げるためには、できる限り段差をなくすことが大切です。高低差がある場所を段差なしで移動するためには、スロープを取り付ける方法もあります。要介護者の運動機能レベルや洗面所の造りを考慮して、ベストな選択を行いましょう。

費用目安

洗面所付近の段差を解消する場合、工事にかかる費用は2万円〜15万円ほどです。スロープの取り付けの有無や、床材を撤去する範囲によって金額は大きく異なります。

日数目安

段差を解消する工事は、少なくとも1日〜2日ほどかかります。

手すりを設置する

要介護者の行動パターンに合わせて、洗面所付近に手すりを設置しておきましょう。洗面所内で衣服の着脱を行う場合には、つかまり立ち用の手すりが必要です。また、浴室や洗面所の間を歩いて移動する場合には、その間の通路に手すりをつけておけば安心でしょう。

費用目安

洗面台の周りに手すりを設置する場合、1カ所につき3万円〜5万円程度の予算を見ておきましょう。手すりの太さや材質によって金額は前後します

日数目安

取り付ける手すりの数にもよりますが、工事日数の目安は半日〜1日程度です。

車椅子に対応できるスペースを確保する

車椅子を使用する場合、洗面所全体や出入り口の幅などにある程度のスペースを作ることが必要です。車椅子の向きを変えるための回転スペースや、着脱の動作が無理なくできる広さを確保しなければなりません。介助が必要な場合や今後必要になりそうな場合には、介護者が横に立って動くためのスペースも確保しておきましょう。

費用目安

洗面所のスペースを拡張する場合、壁や床の工事も必要になるため、30万円〜40万円ほどの費用がかかります。出入り口の幅を拡張する場合は、25万円前後を見ておきましょう。

日数目安

洗面所のスペースを拡張する場合、3日〜1週間ほどの日数が必要です。一方、出入り口の拡張工事のみの場合は、3日以内に施工完了するでしょう。

介護リフォームをすれば家族みんなが快適に

本記事では、洗面所を介護リフォームする際の具体的な内容と、費用や日数の目安をお伝えしました。必要なリフォームは、今ある設備や要介護者の運動機能レベルによって異なります。ケアマネージャーやリフォーム会社とよく相談して、快適な住まいを目指してください。

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