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介護リフォームの相場を工事内容別に紹介!補助金についても解説

家の模型と電卓

 

身体機能が低下している高齢者が自宅で安全に暮らすためには、適切な介護リフォームを行うことが大切です。しかしどのような工事を行うことになるかや、費用の相場も気になるところですよね。そこで本記事では、介護リフォームの内容や費用相場をご紹介します。

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介護リフォームを計画する際に意識したいこと

まずは、介護リフォームを計画する際に意識したいことをお伝えします。

要介護者の状態に合わせる

介護リフォームをする際は、身体の機能レベルや状態に合わせて、適切なリフォームを行う必要があります。手すりを取り付ける場合にも、要介護者の状態や身体の大きさによって、必要な種類や位置は異なるものです。

 

また、近い将来に車椅子の利用を考えている場合も、介護リフォームの内容は大きく異なるでしょう。介護のプロやリフォームのプロの意見を取り入れながら、要介護者の状態をよく観察して、工事の内容を選びましょう。

介護者の負担を軽減できるよう配慮する

要介護者が快適に過ごせることももちろん大切ですが、介護者の負担を減らすことについても充分配慮しましょう。介護度が上がるにつれて、介護を行う人の負担は心身ともに重くなることが少なくありません。トイレやお風呂への出入りのしやすさや、車椅子に乗せたままスムーズに移動できるかなど、介護者の悩みや意見を取り入れながら、計画を進めましょう。

ケアマネージャーによく相談する

ケアマネージャーは、幅広い知識と経験のある介護のプロともいえる存在です。人やその人を取り巻く環境に合わせながら、さまざまなケースを解決してきているので、リフォームを検討する際は、ケアマネージャーによく相談しましょう。とはいえ、家の構造等については、知識が不十分な可能性も高いため、リフォーム業者とも上手く連携を取りながら計画してください。

介護リフォームの内容と各費用相場

ここからは、主な介護リフォームの内容と各費用相場をお伝えします。

段差をなくす

身体が自由に動くうちは気づかないものですが、家の中にもちょっとした段差はたくさんあるものです。段差があるとつまずきやすく、転倒するリスクが上がります。そのため、家に高齢者がいる場合には、段差を解消しておきましょう。車椅子を利用する場合にも段差がなければスムーズに自走できるため、早めにリフォームしておくことをおすすめします。

 

段差を解消するためには、スロープを設置したり、床をかさ上げする方法がありますが、工事を行う場所や内容によって値段が大きく異なります。費用相場は、1カ所につき3万円〜20万円と大きな幅があるため、金額が気になる方はリフォーム業者に相談してみましょう。

手すりの取り付け

要介護者の足元がふらつく場合や転倒のリスクが高いと判断された場合には、手すりが必要です。浴室やトイレ、廊下や階段など、本人の行動範囲に合わせて設置しましょう。手すりの取り付けは、3万円〜10万円が相場です。手すりの種類や長さ、壁紙をどの程度張り替えるかによって費用は変動します。

廊下の幅を拡張する

車椅子を使用している方は、廊下に十分な幅が必要です。車椅子がスムーズに通行するために必要な幅は85センチ程度、角をスムーズに回るためには幅90センチ程度が必要だといわれているので、廊下幅がそれよりも狭い場合には拡張工事を行う必要があります。家の造りや劣化具合により費用は変動しますが、廊下幅の拡張工事の費用相場は30万円〜100万円程度です。

浴室のリフォーム

介護をスムーズに行うためには、浴室のリフォームは欠かせません。具体的な内容として、浴槽をまたぎやすい高さのものに変更、床材を滑りにくいタイプのものに変更、段差の解消や手すりの取り付けなどの工事が挙げられます。浴槽の取り替えは60万円〜100万円程度、床材の変更は20万円前後、段差の解消は3万円〜20万円、手すりの取り付けは3万円〜10万円ほどです。

トイレの拡張リフォーム

トイレ介助が必要な場合、介護者と要介護者の2人が入って、十分に動けるスペースが必要になります。場合によっては、車椅子が一緒に入ることもあるでしょう。トイレのスペースを拡張する場合は、20万円〜35万円程度、増設する場合は50万円〜70万円の予算が必要です。

介護リフォームの費用をできるだけ抑え、快適な住まいに!

本記事では、介護リフォームの主な内容や費用相場をご紹介しました。工事によって大体の費用相場は決まっていますが、家の間取りや老朽化の程度、取り付ける設備の種類によって費用は大きく変動します。細かい金額が知りたい方は、介護リフォームを行っている業者に見積もりの相談をしてみてください。

 

また、お住まいの地域によっては、助成金を活用できるケースもあるため、ぜひ役所に相談してみましょう。

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